重要なお知らせ


『ソーラーサーキットの家〜SCの家〜』との決裂と今後の対応について


1. 『ソーラーサーキットの家』との決裂

当社 有限会社 岡江組および岡江建築設計研究所+CIRCLEは、「家造り」の基本をカネカ(旧 鐘淵化学工業株式会社)の『ソーラーサーキットの家』とし、その先進的な技術理論、それはこれからの日本の家造りが目指すべきビジョンそのものであり、まさに哲学だ!との思いでこの安曇野の地域に『ソーラーサーキットの家〜SCの家〜』を提案し、たくさんのお客様に支持されて参りました。
 私は父親である先代社長が病で倒れた後、この会社を4代目として引き継ぎ、今日までの15年余り、高気密・高断熱、通気工法、相当隙間面積、24時間換気システム、オール電化、太陽光発電・・・まだほとんど一般には知られていなかった最新の理論や技術をベースに、この安曇野の地域に、本物の省エネの住宅を提供するんだとの思いで家造りを進めて参りました。

また設計業務においても、安曇野市穂高健康支援センターそして先日起工式が終わってこれから工事が始まる安曇野市穂高交流学習センター(20万冊収蔵の中央図書館、200人規模の多目的ホールと展示ギャラリーによる複合施設)、これらの公共建築や民間の事務所ビル、工場も外断熱工法を基本に今までこの地にない省エネ建築を設計して参りました。結果、日本の省エネ制度を推進している(財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)から住宅賞を頂いたり、日本を代表する企業のコンペで最優秀賞等を頂いたりと、多くの賞を受賞し高い評価も頂きました。しかしその基本は“ソーラーサーキットシステム”が原点でした。

しかしながら、3月末日で期限が切れる「ソーラーサーキットシステム使用許諾契約」を更新しないことに決心しました。

これからは『ソーラーサーキットの家』は作りません。その理由をご説明します。
 
 

昨年の10/23、一通のメールが入りました。

件名は“カネカからのお知らせ 「ソーラーサーキット事業とすてきナイスグル−プとの業務提携」”以下その文面です。




ソーラーサーキットお取引先様各位

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「ソーラーサーキット事業とすてきナイスグル−プとの業務提携」のお知らせ

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拝啓 貴社益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
平素は、弊社製品をお引き立て頂まして、まことに有難うございます。

皆様のお陰を持ちまして、ソーラーサーキット工法は優れた温熱環境の工法として高い評価を頂くと伴に、順調な成長を遂げることができました。
さらに、この4月には、「SCナビシステム」を上市することができました。

しかしながら、近年顕著に現れている住宅市場の縮小(特に戸建注文住宅の需要減少)から、住宅関連業界は極めて低迷した状態に陥っています。加えて、消費者のニーズの多様化に的確に対応するためには、住まいづくりに対するトータルなノウハウとサービスを提供することが求められるようになってきております。

この様な状況を踏まえ、ソーラーサーキット事業の回復・更なる拡大を目的として、このたび「(株)カネカ」と「すてきナイスグル−プ(株)」とが提携して、合弁会社「株式会社SCの家」(仮称)設立の具体的協議にはいりましたことを添付文書の通りお知らせ致します。

新会社は、両社の持っている資源を組み合わせることで、契約工務店様にはト−タルの家づくりの提案が可能となり、また、お施主様にはソーラーサーキット工法のブランド力向上のために市場へのプロモ−ションを推進致します。契約工務店様の集客力・受注力・商品力・コスト競争力強化につなげるべく積極的に受注支援を行うことが、新会社の目的であります。

詳細な新会社の内容につきましては、今後両社で協議を進めてまいりますが、しかるべき時期に皆様への説明の場面を設定させていただき、ご理解を深めていただく所存であります。

                                          敬具

 

 株式会社カネカ 

  住宅資材部長


 
 

我々契約工務店の会員に対しこのメールが突然送られてきて、そして情報がなく混乱している最中、説明会を開催するので東京まで出て来てほしいとの連絡が代理店を通してきました。次年度の更新まで数ヶ月です・・・。そして担当者からやっと説明を受けたのが3月に入ってからでした。

私たちは地方の地域に根ざした工務店として、一つ一つの仕事に最大限の技術と誇りを持って設計・施工を続けて参りました。そして『ソーラーサーキットの家〜SCの家〜』のブランド作りをカネカと共に進めてきたことを今でも自負いたします。

しかしながら、この重要な案件に関し、たった一通のメールでことを済ますような対応に対して、そして『ソーラーサーキットの家』を新会社の社名に使い、今まで共に築いてきた技術とブランドをいとも陳腐な宣伝商品名にしたことには、怒りさえ覚えます。

より前向きな提案や仕様面、地方でのマーケッティングのあり方、宣伝広告、そして何より工事費を左右する部材単価に関し、あれだけ一般ニーズとかけ離れていると再三アドバイス(決してクレームや批判でなく)をしてきたにもかかわらず・・・。

実はこうした対応や疑問は以前からありましたが、今更言っても何も解決しませんし、犬の遠吠えのごとくに思われても寂しい限りです。

ただ今後はSCのマークが入っただけの高価な専用部材や昔から変わらない仕様に縛られなくなることは、我が社が今まで以上に高性能でよりコストを抑えて、前向きに良い住環境をこの地に造り続ける良いきっかけとなります。

今回の件は、これからの私どもの住環境造りそして地域環境造りにとって、とても重要だと思い決心いたしました。

尚、この件に関しましては『「いい家」が欲しい。』の著者であり、ソーラーサーキットの家を誰よりも推し進めてきたマツミハウジング社長の松井修三氏も同様のようです。当初カネカとソーラーサーキットシステムの契約をする上で松井社長と小金井の事務所で合い、その思いを聞いて、まさに同じ考えだと確信したことが始まりとなりました・・・。しかし、すでに松井社長のHPからは「ソーラーサーキットの家」は消え“外断熱の「マツミの家」”となっています。3/22、21のブログ(http://matsumi.com/blog/)は今回の件を物語っています。

私たちは、真剣に取り組んできました。そして決断をします。

より安心・安全で、我慢せず低ランニングコストで快適に代々住める住環境を、そして社会の為になる住環境を提供していくために・・・何卒ご理解ください。

 
 

2.今後の対応について

ソーラーサーキットシステムで住宅を建てられたお客様に対しては、当社はもとより代理店(代理店契約は継続しています)そして株式会社ソーラーサーキットの家が今までと変わらず責任を持ってサポートを行います。

また当社は今後、より先進的な住環境造りを目指し、特に省エネ基準はドイツの基準と同等の熱損失係数1 Q=1.6(安曇野の地域はQ=2.4です)を目標とし、CASBEE2(キャスビー建築物の環境性能を総合的に評価するためのツール)による「すまいの環境効率」=「エコ度」を算出し、表示していきます。目標は「Sランク」「Aランク」「B+ランク」「B-ランク」「Cランク」の5段階にランク付されているうちSランク:「Excellent 素晴らしい」で設計・施工します。尚、耐震設計面では今まで通り、(財)日本住宅・木材技術センターの「木造建築物電算プログラム認定」を受けている木造住宅のN値計算および壁量・偏心率計算ソフトを使用し、一軒一軒計算し確認して参ります。

そしてすでに住まわれている既存住宅の方でも、最新のプログラムを使い確認もできますし、より性能を高めるためのアドバイスや工事(耐震リフォーム・省エネリフォーム)も対応します。

1.熱損失係数とは、一般的に「Q値」といわれているもので、住宅の断熱性能を数値的に表したものです。値が小さいほど断熱性能が高いことを表します。熱損失係数は、外壁や天井・床などの各部位の熱の逃げる量(熱損失量)を計算し、各部位の熱損失量を合計したものを延床面積で割って計算します。

2.CASBEEとは建築物総合環境性能評価システム:建築物の環境性能で評価し格付けする手法。省エネや省資源・リサイクル性能といった環境負荷削減の側面はもとより、室内の快適性や景観への配慮といった環境品質・性能の向上といった側面も含めた、建築物の環境性能を総合的に評価するシステム。2001年に国土交通省の主導の下に、(財)建築環境・省エネルギー機構内に設置された委員会において開発が進められているもので、2002年には最初の評価ツール「CASBEE-事務所版」が、その後2003年7月に「CASBEE-新築」、2004年7月に「CASBEE-既存」、2005年7月には「CASBEE-改修」が完成した。・・・

 
 

3.NEXT STAGEへ

今後は、当社だけではなく同じ思いでこの地域を考える企業と連携し

「信州住生活環境研究所」


を設立し、新たに活動を始めます。

 
「家族いっしょの暮らしへ、環境デザイン住宅へ。」

家族の暮らしを守る
 
住宅財産を守る
 
地球環境を守る
 
生活文化を守る
 

が私達の基本コンセプトです。
 

連携企業:

三愛商事株式会社
有限会社岡江組
松本事業株式会社
ネットアストーヨー住器株式会社
 

提携企業:

JA松本ハイランド

JAあづみ
岡谷酸素株式会社
株式会社林友

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

 

20080401

有限会社 岡 江 組
岡江建築設計研究所+CIRCLE


代表取締役 岡江 正